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◆The Iterative Solver in ADINA for 3D Models
3DモデルのADINAイタレーティブソルバー

2006年4/30のニュースで、ソリッドの解析 におけるADINAの新しいイタレーティブソルバーの利用についてご紹介しました。このソルバーはADINA8.4で、すでにリリースされています。これ は、線形、非線形、あるいは接触を含む3Dの大規模モデルに関してとても有効です。

このソルバーは、ADINAの高次の六面体要素、 四面体要素で使います。(しかしこれらの要素のメッシュには、他の要素が含まれてしまうことがあります)応力を正確に予測をするために、高次の六面体、あ る いは四面体要素を使わなければならないことがよくあります。
下にあるような例題で1プロセッサーマシンでのソルバーの効果を紹介します。

  • 27節点六面 体要素の立方体、線形静解 析、1ステップ
  • 3Dイタレーティブソルバーとスパースソルバーを使い、異なるメッシュの粗さで解 析
  • HP-UX Itaniumコンピューター、1プロセッサー、8GB RAM;説明が複雑にならないように、全てIn-coreで解析


  • 27節点六面体要素の立方体モデル
    上面が拘束され、重力荷重を受けています。



    スパースソルバーと3Dイタレーティブソルバーの
    正規化されたCPUタイムと自由度の数のプロット


    スパースソルバーと3Dイタレーティブソルバーの
    使用したメモリと自由度の数のプロット



    ここで、27節 点要素と同等のサイズの完全な非構造格子メッシュで働くイタレーティブソルバーについて考えます。2006年4/30のニュースをご覧ください。27節点 要素のケースはシビアです。要素間は強く連結し、それによりバンド幅は大きくなります。

    イタレーティブ ソルバーの注意すべき重要なポイント

  • 解析時間は、 自由度の数によってほぼ線形に増加します。
  • 使用メモリは、自由度の数によって、ほぼ線形に増加します。
  • 上の二つは、ダイレクトスパースソルバーを使用したときよりも大幅に少ない値に なっています。
  • イタレーティブ ソルバーを使用したときには、解析に必要なCPUタイムとメモリーはほぼ正確に概算することが出来ます。

    もちろん、自由 度の数が増えるほど、スパースソルバーでの使用メモリ、解析時間は、急激に大きくなり、ADINAの並列処理を用いたout-of-coreでの解析が必 要となります。

    さらに詳しい情 報と、イタレーティブソルバーを使った非線形の解析については、2006年4/30のニュースをご覧ください。


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