09:30 |
開場(受付開始) |
10:00 |
開会挨拶 ニュートンワークス株式会社 代表取締役社長 和久井 伸栄 |
10:10 |
【基調講演】 ものづくりを支えるサステナブル・トライボロジー -トライボシステム創製の可能性とシミュレーションの適用性- 東京理科大学 工学部 機械工学科 教授 佐々木 信也 先生
トライボロジーは、ものづくりを支える基盤技術としてこれまでも重要な役割を担ってきましたが、最近では地球環境問題を背景に、機械システムのエネルギー損失と環境負荷低減に対する貢献に大きな期待が寄せられています。 本講演では産業機械や輸送機械等のエネルギー効率を高め、性能や信頼性を向上させることを目的に、摩擦・摩耗・潤滑現象を対象とするトライボロジーの研究を通じて、材料から製品、リサイクルまで配慮した低環境負荷設計技術に基づいた、持続的発展可能な新しい機械材料の開発や評価技術開発についての研究取組と、今後の可能性について取り上げます。
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11:30 |
【事例講演】 テトラ要素による応力拡大係数の算出機能の試行 株式会社日立製作所 寺崎 健 様
ADINA 9.1の新機能である3-D SVS Crack機能を用いて、テトラ要素による応力拡大係数の算出を試行した。精度検証として、CT試験片、長方形板中の中央傾斜き裂、ブロック中の傾斜内在円板形き裂の3つの例題を実施した。
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12:00 |
昼休み (お弁当をご用意いたします) ※展示 |
13:00 |
【特別講演】 不確かさのモデリングとシミュレーション -マルチスケール問題を題材に 慶應義塾大学 教授 高野 直樹 先生
シミュレーションのV&Vや品質向上に向けて、入力パラメータが含む不確かさをいかにモデリングするか、また、実用的なシミュレーションを実行するための計算法について、不均質材料の確率的マルチスケールモデリングの事例を中心に述べる。
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14:00 |
【事例講演】 産業機器用エンジン設計者におけるCAE活用 (仮題) 富士重工業株式会社 杉浦 規郎 様
産業機器用エンジン開発の現場では、CAEの活用により、設計品質の向上を図り、開発コストの削減をすすめている。そのような中で、設計者が行うCAEは、「エンジン全体」という大規模ではなく、「ある部品のボルト締結」など、小さな(あるいはニッチな)領域が多い。本発表では、設計者が行うCAE事例をご紹介する。
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14:30 |
休憩 ※展示 |
14:50 |
【事例講演】 NPOにおける汎用FEMで利用可能な統合型材料モデルドライバの開発 株式会社明治ゴム化成 寺嶋 隆史 様
ゴム材料を対象として,ADINAを含む多くの汎用FEMで利用可能な材料ユーザサブルーチンを開発した。これは非線形CAE協会・材料モデリング分科会に参画した多くの有志による成果であり、その活動を含めて紹介する。
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15:20 |
【事例講演】 整流装置の開発に伴う流れ場解析 株式会社オーバル 藤川 俊秀 様
各種プラントの配管内で生じる旋回流や偏流を除去するために整流装置が用いられる。本報告では、エルボなどの管路要素下流側と流量計との間に設置する整流装置の開発に伴う解析事例を紹介する。
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15:50 |
【事例講演】 非線形問題における最適化解析の取り組み -医療用ステントのDog-Boning現象における適用事例- 湘南技術開発株式会社 吉田 史郎 様
ステント端部の外径が大きく膨らむ現象(Dog-Boning)はステントを血管壁に固定する作用と、血管壁を傷つける作用を併せ持つ。ステント端部の剛性がDog-Boningに及ぼす効果を非線形解析で評価し、その最適化について報告する。
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16:20 |
休憩 ※展示 |
16:30 |
【ニュートンワークスからのご紹介】 非線形問題における自動化(最適化)とその課題 -効率化の仕組みを構築するための事前検討- ニュートンワークス株式会社 CAE総合開発センター
近年CAEの自動化・最適化のニーズが高まっているが、非線形問題における最適化は決して単純な問題ではない。非線形問題での自動化の課題を整理するとともにADINAでの具体的な自動化・最適化の手法の例を紹介する。
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16:55 |
【特別講義】 V&Vの動向と検証手法の新展開 横浜国立大学 教授 山田 貴博 先生
数値シミュレーションの品質保証の枠組みであるV&Vについての最近の動向を紹介するとともに、非線形有限要素解析における数値解の検証手法として新たに開発した創成解および近傍問題の方法について 解説する。
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18:00 |
懇親会 ※会議終了次第 |